ケイパビリティ・アプローチ
Amartya Sen—1998年ノーベル経済学賞受賞

富裕度に代わる国や暮らしのゆたかさを分析する理論として構築
「国の経済成長はもちろん重要であるが、財や収入の多さで社会のゆたかさ、
発展度は測定できないし、国民が幸福であるとも限らない」

「人々の幸福こそが、かけがいのない最大の目的で、
経済発展や効率性、資産や富はその単なる手段にすぎない。
だが現実には、この目的と手段が往々にして逆に誤解されている」

○潜在能力
センは「ケイパビリティ」(潜在能力:capability)という考え方を導入した。
ケイパビリティ(潜在能力)とは、ある人が価値を見出し選択できる「機能」の集合のことであり、
その人に何ができるかという可能性を表している。
ここでいう「機能」とは、「ある状態になること」や「何かをすること」を指しており、
例えば、充分な栄養を得られること、健康状態にあること、
回避し得る病気に悩まされていないこと、
早死にしないことといった基本的なことから、
自尊心をもてることや社会生活に参加できることなどが考えられる。

○人間開発指標 人間開発報告書
センの理論をもとに1990年以降、
国連では国のゆたかさを示す指標を
人間開発指標(平均余命、識字率・教育普及度、生活水準、女性の社会進出率などを計測したもの)
として数量化し年次報告しています。
2010年には人間開発報告書発刊から20年を迎え、新たな3つの指数「不平等調整済み人間開発指数」「ジェンダー不平等指数」「多次元貧因指数」を導入

○功利主義を批判
「功利主義的伝統では、すべての評価を、『効用』という同質的な量に変換し、厳密に一つのものとして『数えること』
(多いのか、少ないのか)で、安心感をもたらしてきたが、
一方で、多くの異なる『良いものの組み合わせ』を『評価すること』(この組み合わせは、より価値があるかないのか)
の取り扱い難さに対して疑念を生み出してきた。」とセンは言う。
しかし、「我々にとって価値があると考える理由のあるすべてのものを一つの同質な量に還元することはできない」のである。


○男性の就業率が最も高いのは日本で約89%、最も低いのはフランスで約69%となって
いる一方で、女性の就業率が最も高いのはデンマークで約72%、最も低いのはイタリア
で約47%で、日本は約66%となっている。
○日本及び韓国の女性失業率が、多くの年において低い水準を示している
○男女間賃金格は韓国で39.8となっており、最も低いのはギリシャで11.5と
なっている。日本は32.0で、韓国に次いで高い水準
○自殺率
男女ともに最も高いのは韓国、次いで日本であり、最も低いのはギリシャ

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