John Rolls ( JK Rowlingじゃなくて)


正義論 (ロールズ)

自分の社会的な位置づけを見失った状態をロールズは「原初状態」と呼びました。
そのヴェールを脱ぐとき、初めて人は自分の位置づけがわかるのです。
さて、このヴェールをかぶせた人に「どんな正義の原理を選びますか?」と聞いてみましょう。
すると何が起きるか。まず誰でも正義の第1原理を選ぶでしょう。
自分がヴェールを脱いだとき、自分だけ基本的人権を認められていなかったら嫌ですから。

マキシミンルール(ミニマックス法)
原初状態において契約当事者たちは様々な規則的原理の中から, 「共通のもの」 を合理的に選び
出す。 ロールズは, その選択において基準となるのが 「マキシミン・ルール maximum minimorum」,
すなわち 「もろもろの最小値の中の最大値」 であると考えた。


次に、正義の第2原理も選ばれるでしょう。
なぜなら、もしヴェールを脱いだときに「勝ち組」であればラッキーですが、「負け組」になってしまった時の害が大きいと大変です。
この最悪の状況の「悪さ」の程度を下げるという「マキシミン・ルール」に基づいて、各人は正義の2原理を選択するであろう、というのが、無知のヴェールで示されます。

第一原理
政治的自由や言論の自由、身体の自由などを含む基本的諸自由を全員に平等に配分する
第二原理
社会的または経済的な不平等を機会の均等を図りながら、最も不遇な人々の利益を最大化する(機会均等原理)
結果的に発生した社会的・経済的不平等に対しては、最悪の状況は可能な限り改善する(格差原理)

機会均等原理 格差原理の例
 最も恵まれない人が有利となるような資源配分 は正義にかなう。

機会均等原理 格差原理に反した例
 個人の満足の総和を社会全体で最大化させるような資源配分 個人による資源の独占が起きるため 正義は実現しない。
 消費税は資源配分をゆがめない 最も恵まれない人からも徴税されるため 正義は実現しない。
 公共財の提供に政府が介入すること たとえ政府が介入しても最も恵まれない人の利益を最大化しない限り 正義は実現しない。


この著作には、リバタリアニズムの立場から
ノージックによって平等主義的な再分配の原理に批判が加えられた。

また、社会主義の立場からも、マクファーソンが
資本主義的な市場の原理がロールズの理想的社会に含まれているという考察を行った。

功利主義は産出される利益の全体的極大化のみを重視し、それがどのように分配されるかについては無関心であり、
功利主義は全体のパイが大きければそれでよいという全体志向的な考えであった。
功利主義においては、全体の利益のためであれば少数者の不利益を厭わない

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