抗うつ薬
最終更新：
guildwars2 2019年07月11日(木) 12:49:26履歴
抗うつ薬 
抑うつ気分の持続や希死念慮を特徴とするうつ病に用いる。
全般性不安障害やパニック障害、社交不安障害(SAD)、OCD 強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に適応が
あったりなかったりする。
うつ病の薬物療法は選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI），
あるいはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）が第一選択薬となっている
しかしながらSSRIは、非常に攻撃性のリスクの高い薬である。
軽症のうつ病に対しては、必ずしも抗うつ薬は第一選択ではない
セロトニン症候群に関与し、抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加する
賦活症候群に関与し、アカシジアがみられるようになり、自殺企図のリスクが増加する。
５〜２０歳では抗うつ薬の服薬で糖尿病の発病リスクが上昇する 米国人約１２万人の調査
パーキンソン病の治療薬などに用いるMAO阻害剤は、禁忌
抗精神病薬との併用することがあるが、リスクは掛け算になるのでお勧めしない。
本当に必要なのであれば特に認知、不眠、肝臓、生活への影響を考慮して、一緒に生活を一週間ぐらいしてみる必要がある。
全般性不安障害やパニック障害、社交不安障害(SAD)、OCD 強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に適応が
あったりなかったりする。
うつ病の薬物療法は選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI），
あるいはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）が第一選択薬となっている
しかしながらSSRIは、非常に攻撃性のリスクの高い薬である。
軽症のうつ病に対しては、必ずしも抗うつ薬は第一選択ではない
セロトニン症候群に関与し、抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加する
賦活症候群に関与し、アカシジアがみられるようになり、自殺企図のリスクが増加する。
５〜２０歳では抗うつ薬の服薬で糖尿病の発病リスクが上昇する 米国人約１２万人の調査
パーキンソン病の治療薬などに用いるMAO阻害剤は、禁忌
抗精神病薬との併用することがあるが、リスクは掛け算になるのでお勧めしない。
本当に必要なのであれば特に認知、不眠、肝臓、生活への影響を考慮して、一緒に生活を一週間ぐらいしてみる必要がある。
| 定型型 | 効能 | 副作用 | 副作用 | 副作用 | 副作用 |
| α1B | 平滑筋を弛緩 | ||||
| α2B | 筋弛緩（抗鬱・鎮痛） | インスリン分泌抑制 | |||
| H1B | 催眠作用 | 認知機能低下 | 抗コリン作用 | ||
| M1 | 緑内障の治療 | 胃酸分泌亢進 | |||
| M1B | 中枢興奮 記憶亢進 | 不安を喚起 | 気管支収縮 | 抗コリン作用 | 消化器症状 |
| 5-HT2C遮断 | トリップ | 食欲改善 | 社交性亢進 | 性欲亢進 | 長期記憶 |
| 5-HT2C | ドパミン放出 | PTSD改善 | 食欲減退 | 社交性低下 | 性欲減退 |
| 5-HT2A遮断 | セロトニン分泌 | 認知機能低下 | セロトニン症候群 | 高リスクを選択 | |
| 5-HT1A刺激 | 抗不安作用 | EPS軽減 | 認知機能低下 | ||
| 5-HT1A欠損 | 不安行動 |
| 四環 | SSRI | SNRI | NaSSA | SARI | 三環 | |
| 5HT再取阻害 | - | ◎ | ○ | - | ○ | ○ |
| NA再取阻害 | ○ | △ | ○ | - | - | ○ |
| 抗α1 | ○ | - | - | △ | △ | ○ |
| 抗α2 | ○ | - | - | ○ | - | ○ |
| 抗コリン | △ | △ | - | △ | - | ◎ |
| 抗ヒスタミン | ○ | - | - | ◎ | - | ◎ |
| 5-HT1A刺激 | ○ | - | - | △ | - | ○ |
| 5-HT2A遮断 | ○ | - | - | ○ | ○ | ○ |
| 5-HT2C遮断 | ○ | - | - | ○ | - | - |
| 5-HT3刺激 | ○ | - | - | × | - | - |
| D2遮断 | - | - | - | バランス | - | - |
SSRI
多用されがちだが軽症から中等度のうつ病でのSSRIの効果は、偽薬と比較して僅かかあるいはまったくない。
不眠になりやすい
アッパー系のドラッグと考える。
SSRIは血小板凝集能を抑制するため特発性脳内出血のリスクを高める 抗凝固剤禁忌
アスピリンと他の非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）を定期的に服用している人においての異常出血（白内障なども気にすべき
〇エスシタロプラム レクサプロ １％痙攣があらわれることがある
〇セルトラリン ジェイゾロフト 「攻撃性」のリスクが明示 過食傾向や過食症に効果 NICE推奨の第１選択薬
〇フルボキサミン ルボックス、デプロメール 「攻撃性」のリスクが顕著。コロンバイン高校銃乱射事件 暴力を起こす薬８位である。
〇パロキセチン パキシル アメリカで2012年、グラクソ・スミスクラインが30億ドルの罰金「攻撃性」のリスクが顕著 暴力を起こす薬３位 である。
http://healthland.time.com/2011/01/07/top-ten-lega...
不眠になりやすい
アッパー系のドラッグと考える。
SSRIは血小板凝集能を抑制するため特発性脳内出血のリスクを高める 抗凝固剤禁忌
アスピリンと他の非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）を定期的に服用している人においての異常出血（白内障なども気にすべき
〇エスシタロプラム レクサプロ １％痙攣があらわれることがある
〇セルトラリン ジェイゾロフト 「攻撃性」のリスクが明示 過食傾向や過食症に効果 NICE推奨の第１選択薬
〇フルボキサミン ルボックス、デプロメール 「攻撃性」のリスクが顕著。コロンバイン高校銃乱射事件 暴力を起こす薬８位である。
〇パロキセチン パキシル アメリカで2012年、グラクソ・スミスクラインが30億ドルの罰金「攻撃性」のリスクが顕著 暴力を起こす薬３位 である。
http://healthland.time.com/2011/01/07/top-ten-lega...
SNRI
ノルアドレナリンの再取り込み阻害作用により、相対的に交感神経が優位になる偽抗コリン作用により、不眠になりやすい
18歳未満の大うつ病性障害患者に有効ではないことが知られている。
社交不安障害、強迫性障害、パニック障害には向かない
〇ミルナシプラン トレドミン うつ状態に適応
〇ベンラファキシン イフェクサー うつ状態に適応
〇デュロキセチン サインバルタ うつ状態。「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症に伴う疼痛」
18歳未満の大うつ病性障害患者に有効ではないことが知られている。
社交不安障害、強迫性障害、パニック障害には向かない
〇ミルナシプラン トレドミン うつ状態に適応
〇ベンラファキシン イフェクサー うつ状態に適応
〇デュロキセチン サインバルタ うつ状態。「糖尿病性神経障害に伴う疼痛」「線維筋痛症に伴う疼痛」
四環系
児童思春期のうつ病 には推奨されない。
〇マプロチリン ルジオミール
〇ミアンセリン テトラミド
〇セチプチリン テシプール
〇NaSSA ミルタザピン リフレックス レメロン 倒れこむように寝てしまうので、寝れる状態で使用する必要がある。
尿酸値が上がるので、糖尿病患者には選択できない。
〇マプロチリン ルジオミール
〇ミアンセリン テトラミド
〇セチプチリン テシプール
〇NaSSA ミルタザピン リフレックス レメロン 倒れこむように寝てしまうので、寝れる状態で使用する必要がある。
尿酸値が上がるので、糖尿病患者には選択できない。
SARI
三環系 (基本的に使わない）
児童思春期のうつ病 には推奨されない。
抗コリン作用が強い 不眠になりやすい
アミトリプチリン トリプタノール
イミプラミン イミドール、トフラニール
クロミプラミン アナフラニール
トリミプラミン スルモンチール
ノルトリプチリン ノリトレン
アモキサピン アモキサン
ドスレピン プロチアデン
ロフェプラミン アンプリット
抗コリン作用が強い 不眠になりやすい
アミトリプチリン トリプタノール
イミプラミン イミドール、トフラニール
クロミプラミン アナフラニール
トリミプラミン スルモンチール
ノルトリプチリン ノリトレン
アモキサピン アモキサン
ドスレピン プロチアデン
ロフェプラミン アンプリット
セロトニン症候群
以下の３つ以上が当てはまる。 協調運動障害 発熱 発汗 悪寒がしている。 振戦 筋強剛 が見られる。 興奮状態にある。精神状態の変化がみられる。 深部腱反射亢進 下痢になった。
賦活症候群
不安がある。 不眠がある。 衝動性が増した。 軽躁状態にある。 易刺激性 アカシジアがみられる。 自殺企図
バイオマーカー
血中HVA値 ホモバニリン酸
ドーパミンの最終産物であり、ドーパミン産生が上がると血中のHVAホモバニリン酸が上がるとされる
HVAはドーパを多く含む食物の摂取やストレスで上昇し、
適切な条件下で蓄尿（遮光下で塩酸蓄尿）が行われなければ、分解されて見かけ上低値を示す。
一般に尿中HVAは、これらの過剰産生をもたらす
パーキンソン病や、アルツハイマーではHVAが低い。
統合失調症では低い。
腫瘍のバイオマーカーでもある。
D008 内分泌学的検査 70点
HVAはドーパを多く含む食物の摂取やストレスで上昇し、
適切な条件下で蓄尿（遮光下で塩酸蓄尿）が行われなければ、分解されて見かけ上低値を示す。
一般に尿中HVAは、これらの過剰産生をもたらす
パーキンソン病や、アルツハイマーではHVAが低い。
統合失調症では低い。
腫瘍のバイオマーカーでもある。
D008 内分泌学的検査 70点
血中 BDNF 濃度 脳由来神経栄養因子（BDNF）は、成長・破壊に関与する。
血中 BDNF 濃度は大うつ病性障害（MDD）患者では健常者と比較して有意に低下する。
１２ｎｇで寛解を維持する
https://www.carenet.com/news/general/carenet/42423
１２ｎｇで寛解を維持する
https://www.carenet.com/news/general/carenet/42423
血中 MHPG は中枢ノルアドレナリン作動神経の活動状態を反映している。
血中IL-6濃度の高値がうつ病の難治化にかかわっている。
IL-6は脂肪細胞から分泌される。
血管内皮細胞は過剰なノルアドレナリンにより曝露されると，IL-6の過剰な活性化を示す。
IL-17はリンパ球から作られる。大腸に炎症があるとIL-17が発現する。
L-17から過剰なIL-6が発生し、同時に刺激されると相乗的に発現。
※軽症うつ病に対する薬物療法の是非、プラセボとの比較で優越性を否定したメタ解析
（Kirsch etal, 2008; Rief, 2009; Fourniier et al, 2010）と、逆に
有効性を報告するものとがあり（Gibbons et al,2012; Stewart et al, 2011）は、
結論にはいたっていない。
日本うつ病学会治療ガイドライン ��.うつ病（DSM-5）/ 大うつ病性障害 2016
血管内皮細胞は過剰なノルアドレナリンにより曝露されると，IL-6の過剰な活性化を示す。
IL-17はリンパ球から作られる。大腸に炎症があるとIL-17が発現する。
L-17から過剰なIL-6が発生し、同時に刺激されると相乗的に発現。
※軽症うつ病に対する薬物療法の是非、プラセボとの比較で優越性を否定したメタ解析
（Kirsch etal, 2008; Rief, 2009; Fourniier et al, 2010）と、逆に
有効性を報告するものとがあり（Gibbons et al,2012; Stewart et al, 2011）は、
結論にはいたっていない。
日本うつ病学会治療ガイドライン ��.うつ病（DSM-5）/ 大うつ病性障害 2016
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