抗精神病薬と受容体の効果について

定型型効能副作用副作用副作用副作用
D1前頭葉活性血流量増加
D1B
D2EPS改善突発的睡眠陽性症状
D2B陽性症状の緩和陰性症状プロラクチンEPS
D3B意欲回復脱抑制陰性症状を改善
D3ドパミンの放出を抑制躁症状の改善
α1B平滑筋を弛緩
α2B筋弛緩(抗鬱・鎮痛)インスリン分泌抑制
H1B催眠作用認知機能低下抗コリン作用
M1緑内障の治療胃酸分泌亢進
M1B中枢興奮 記憶亢進不安を喚起気管支収縮抗コリン作用消化器症状
5-HT1A刺激抗不安作用EPS軽減認知機能低下
5-HT1A欠損不安行動
5-HT2A遮断セロトニン分泌認知機能低下セロトニン症候群高リスクを選択
5-HT2Cドパミン放出PTSD改善食欲減退社交性低下性欲減退
5-HT2C遮断トリップ食欲改善社交性亢進性欲亢進長期記憶
Bは遮断作用

上記の副作用の詳細

副作用の総称副作用の詳細副作用の詳細副作用の詳細副作用の詳細副作用の詳細
陽性症状幻覚妄想興奮
抗コリン作用口渇便秘認知症リスク増加睡眠障害眼圧上昇
脱抑制ギャンブル依存病的性欲亢進強迫性購買暴食自意識過剰
プロラクチン分泌促進テストステロン減退エストロゲン減退意欲低下不眠
EPS
トリップ至福の喜び想像を絶する恐怖共感覚
気管支収縮喘息パニック誘発
消化器症状吐き気嘔吐食欲不振

つっこみどころ

認知症薬は、認知症を作る薬である。

定型型
リスパダールなどの糖尿病又はその既往歴のある患者とは、認知症の患者も含まれる。アミロイドの沈着した認知症は糖尿病だから
M1Bは、気管支を収縮させるので、喘息を持つ人、肺疾患を持つ人、てんかんを持つ人には使えない。パニック発作にも同じことが言えるのでは。
陽性症状は、はたからみるとあれだけど、幻聴を聞く必要性があるのでは

MARTA
脂肪を作る薬である。
クロザリルは、検証結果が怪しい。
DPA
エビリファイは、優れているかもしれないが、衝動制御障害を起こす。
その他
ビグアナイド系薬剤(糖尿病薬 メトホルミン)は、ドーパミンの生成にかかわるB12を欠乏させるのでパーキンソン病の治療を阻害する。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jg...
レポドパは、長期的にはドーパミンの生成にかかわるB12を欠乏させるので、意味がない。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14531126

フェノチアジン系 定型精神病薬

クロルプロマジン塩酸塩(ウインタミン、コントミン)
クロルプロマジン塩酸塩・プロメタジン塩酸塩・フェノバルビタール配合(ベゲタミン-A、ベゲタミン-B) 祝 発売中止
レボメプロマジン(ヒルナミン、レボトミン)
フルフェナジン(フルメジン、フルデカシン)
ペルフェナジン(ピーゼットシ一、トリラホン)
プロクロルペラジン(ノバミン)
トリフロペラジンマレイン酸塩(トリフロペラジン)
プロペリシアジン(ニューレプチル)

ブチロフェロン系 定型精神病薬  ドパミン遮断作用が強い 

喘息 肺疾患 てんかん パニック発作注意
ハロペリドール(セレネース)誤嚥性肺炎注意
ハロペリドールデカン酸エステル(ハロマンス、ネオペリドール)
ブロムペリドール(インプロメン)
ピパンペロン塩酸塩(プロピタン)
スピペロン(スピロピタン)
モペロン塩酸塩(ルバトレン)
チミペロン(トロペロン)田辺三菱製薬からインプロメン、共和薬品工業からルナプロン、沢井製薬からプリンドリル

ベンズアミド系 低用量で抗うつ作用、高用量で抗精神病作用

スルピリド(ドグマチール、アビリット、ミラドール)
スルトプリド塩酸塩(バルネチール)
チアプリド塩酸塩(グラマリール)
ネモナプリド(エミレース)

SDA(セロトニン・ドパミン拮抗薬)

リスペリドン(リスパダール、リスパダールコンスタ)誤嚥性肺炎注意
ペロスピロン塩酸塩水和物(ルーラン)
ブロナンセリン(ロナセン) インターフェロン製剤において血中濃度が高まる。
認知機能の低下に注意
糖尿病は慎重投与やけど 誰が使いたいねん

MARTA(多元受容体標的化抗精神病薬):様々な受容体に適度に作用

オランザピン(ジプレキサ、ジプレキサザイディス) 不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏等があらわれる
オランザピンは薬価が高く、儲かるので出される。
ハロペリドール6mg/日という普通量を使用するのと、その等価量であるオランザピンは7.5mg/日を使用するのとでは、月1万2千円程度の差となる。
https://note.mu/shun20681723/n/n8559e2c4f0d4
クエチアピンフマル酸塩(セロクエル)
クロザピン(クロザリル)

糖尿病禁忌 オランザピン インスリン分泌は顕著に阻害される https://www.carenet.com/news/prognosis/carenet/359...
内臓脂肪の増加は、アルツハイマー病と脳血管性認知症のリスクを高めることが疫学研究で示されている。
喘息 肺疾患 てんかん パニック発作注意
入院していた病院の医師は ジプレキサを追加はしますが 状態が 落ち着いても 減薬は しませんでした
理由は 時々 不穏になるから です

DSS(ドパミン受容体部分作動薬):ドパミンの量を調整

DSSはDopamine System Stabilizer=DPA(Dopamine Partial Agonist:ドーパミン部分作動薬)同じ
アリピプラゾール(エビリファイ)
衝動性に注意

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