出版バイアス

いい結果を期待しがち

食品

ビル・ゲイツ氏は、遺伝子組み換え作物は「全くもって健全だ」と、レディット(Reddit)のAMA(Ask Me Anything:何でも聞いて)で述べた。
モンサント社は2017年いっぱいでバイエルに買収

 伊藤忠商事はアフリカで食用大豆の生産を現地農家などに委託、2014年にも日本に輸入する。
 数年で国内輸入量の1割強にあたる年間10万トンにまで調達量を増やす。丸紅などは南米で大豆、トウモロコシの調達を2〜3倍にする
「伊藤忠商事」は輸入した大麦の一部から、基準を超える殺菌剤が検出されたことを明らかにしました。
またこの大麦を原料にしたシリアルを販売していた日清食品グループの「日清シスコ」は、
商品の一部から基準を超える殺菌剤が検出されたとして、合わせて31万5000個を回収すると発表しました。

そのバイエル薬品 
2017年9月29日 バイエル薬品が経口抗凝固薬「イグザレルト」など4品目で報告義務対象の副作用86症例を把握していたにもかかわらず、期限内に報告しなかった

抗不安薬

2008年に、アービング・カーシュは、4種類の抗うつ薬のFDAに提出された臨床試験のデータを使用し、偽薬の服用でも薬を服用したときの82パーセントの効果があることを見出し、
さらにこの効果の差異は、英国国立医療技術評価機構(NICE)が臨床的に有意に差があると判断する差異を下回った。
少し条件を変えて同様の結果が再確認され、12種類の抗うつ薬についての試験のデータでメタアナリシスが行われた。
論文によって公表された文献は94パーセントが肯定的な結果を示していたが、未公表の試験を含めると51パーセントであった。
こうした研究結果は、日本うつ病学会の2012年の診療ガイドラインで、軽症のうつ病には安易に薬物療法を推奨できないとする根拠に用いられることになった

クロルプロマジン+バルビツール酸系のフェノバルビタール=ベケタミン

塩野義製薬は、2016年6月、医療関係者向けのウェブサイトに「販売中止予定のご案内」とする文書を掲載した。
「日本精神神経学会から『薬物乱用防止の観点からの販売中止』のご要望を提起いただき、社内検討を進めた結果、
2016年12月31日をもちまして弊社からの供給を停止

高脂血症治療薬 スタチン

 数字のウソを見破る 他
2004年にバイオックス事件という事件が起こります。
アメリカの製薬会社メルクが開発した消炎鎮痛剤「バイオックス」が、当時副作用の少ない薬として年商25億ドルという莫大な利益を上げていた状況があったのですが、
後に重大な心血管疾患を引き起こすという事がわかったにも関わらず、利益を惜しんだのか同社は危険性に関する情報を隠蔽し、
結果的に内部告発によって明らかになった公式発表で15〜20万人の患者が被害を被る(うち半数が死亡)という大規模な被害を生じた

高血圧治療薬

ディオバン事件(ディオバンじけん)とは、高血圧の治療薬であるディオバン(一般名:バルサルタン)の医師主導臨床研究に
ノバルティス日本法人のノバルティスファーマ社の社員 白橋 小室一成 が統計解析者として関与した
利益相反問題(COI: Confilict of Interest)、および、臨床研究の結果を発表した論文のデータに問題があったとして一連の論文が撤回された事件
2013/5/23 “ノバルティスファーマ(株)の医薬品の取引停止”を発表

2015/6/12 武田薬品工業の降圧剤「ブロプレス」誇大広告、業務改善命令

タミフル

抗うつ薬

米国医学会雑誌(JAMA)に掲載された(Bridge, 2007) プラセボと比較して、抗うつ薬で、自殺念慮・自殺企
図のリスク差の全体的な上昇がみられた(抗うつ薬 vs プラセボ=0.7%, 95%CI, 0.1~1.3%)ものの、疾患ごとに解析すると、
統合リスク差は統計的に有意ではなかった。

SSRI

大日本住友製薬の抗精神病薬ブロナンセリン(商品名ロナセン)の認知機能の改善度を、
エビリファイと比較する試験を改ざんした准教授
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170213-OYTE...
医師37人に行政処分、精神保健指定医不正取得
医業停止1月20人、戒告17人、医道審
2018年3月7日 
 厚生労働省は3月7日、医道審議会医道分科会の答申を受け、医師20人に医業停止1月、17人に戒告とする行政処分を決めた。
不正が判明して2016年11月に精神保健指定医を取り消された医師。
不正を認定された101人中2人は死去、28人は2018年1月に医業停止の処分を受け、
今回の37人を加えて残りは34人。

SNRI

2010年には、ファイザーの販売している選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤のレボキセチン(英語版)(日本未発売)
のうつ病に対する治療効果の出版バイアスの影響を調査し、4098人のうち74%にあたる3033人分の未公開データを含めると、
偽薬と有効性が等しいが、薬には副作用があるため潜在的に有害であると結論

糖尿病薬

2015/4/29 武田薬品工業は、米国における2型糖尿病治療剤「アクトス」の訴訟、和解合意

インクレチン関連薬(ジャヌビア錠・グラクティブ錠・エクア錠・ネシーナ錠・ビクトーザ皮下注・バイエッタ皮下注)は、
長期安全性が確立されていない。
使用によりかえって低血糖や高血糖を増発させる、合併症である心疾患に対する抑制効果が証明できておらずリスク評価もない

抗がん剤

2015/9/01 「ファイザー」が抗がん剤など11種類の薬の重い副作用、業務改善命令

アストラゼネカ社のイレッサ
ガン患者の希望の薬ともてはやされ,「副作用が少なく,手軽に自宅でも職場でも少しの水で服用が出来て,奏功率は従来の抗がん剤と比較すると何倍も高い,
この薬を服用した患者の中にはガンが半分にも縮小した者もいる」などの紹介記事で登場。
しかし,発売から僅か2ヶ月後には既に副作用の死亡が多発。医療現場に向けた使用への注意喚起となる緊急安全性情報が出された。

輸血につかう血液 アルブミン製剤

2010/04/14 アルブミン製剤のデータ改ざん 田辺三菱と子会社バイファに業務停止命令 

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