てんかんの大発作に極めてよく似た、全身の硬直が起こることがあります。
健忘、遁走、昏迷
全身を突っ張って後弓反張(背中を弓なりに伸ばす)ことがあればこれは偽発作です。
頭や体を前後あるいは左右に激しく振るなどがあればこれも偽発作です。
突然の知覚過敏や盲目、視野狭窄などの多くもまた偽発作で見られます。
自律神経症状(めまい、動悸、震顫、失神、発汗、過呼吸、息ごらえ発作など)の多くがまた偽発作でもあります。
パニック発作の沈め方
ピーター・タイラー医師は、スーパーマーケットでショッピングカートを押している時(何かを握りしめている状態)
に、パニック発作のような激しい離脱症状が襲ってきた場合、次のような対処法を示唆しています。:
“胸の上部だけでなく、肺の奥まで空気をしっかり吸い込むことを確かめながら、非常にゆっくりと、深い呼吸をしてください。”
“そうしているうちに、腕や手がリラックスして、ショッピングカートを強く握りしめて白くなっている手に血の気が戻ってくることに気付くでしょう。”
“あなたの両手から緊張が抜けていくことを感じるまで動かないで下さい。深呼吸するたびに、緊張が抜け出すことを感じてください。そうするにつれて、
症状は軽減あるいは消失していくでしょう。”
ピーター・タイラー著 「鎮静剤の服用をやめるには」
Sheldon Press, London 1986, p.63.
パニック障害
・突然に動悸や呼吸困難、発汗、めまいなどの発作が起きた。
時間や場所に関係なく、何の前ぶれもなく突然激しい動悸や呼吸困難、めまい
広場恐怖を伴うパニック障害
・飛行機、急行電車、エレベーター、高速道路の渋滞など特定の乗り物、
場所が苦手で息苦しい、心臓がドキドキする。
社会不安障害(SAD)
・人前が苦手で恥をかくのではないかと、強い恐怖感がある。
強迫性障害
・手や体の汚れが気になり、何度も何度も繰り返し洗ってしまう。
・戸締りやガスの元栓など、閉めたかどうか気になり、何度も確認を
繰り返す。
てんかんはG4コードなので、ここではない。
パニック障害の薬物治療は、主に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とベンゾジアゼピン系抗不安薬でスタートし、
まずはパニック障害の中心であるパニック発作を抑えることを目指す
適応障害の診断で、ICD10のF43.2のカテゴリーに入るものは、
通常、その症状が6ヶ月以内とされているため長期の生活能力障害を前提とする精神障害者保健福祉手帳の対象とならない。
めまいの半数は「良性発作性頭位めまい」であり、勘違いされやすい。
http://style.nikkei.com/article/DGXKZO00214220Y6A4...
生活の発見会
は、神経症に悩む人々(私たち)が集い、
「(1)悩みや回復体験の共有、(2)森田理論の学習、(3)実生活で実践、(4)自分を見つめ直す」
これら4つのサイクルを通し、回復の実感体験を後押しするNPO
F43 戦闘疲労
第一次世界大戦において兵士の戦闘ストレス反応を研究した軍医は爆音を伴う塹壕に対する砲撃によってこのような障害が生じると考え、
このような症状をシェル・ショック(shell shock)と呼んだ。
しかし後に砲撃に関わらず長期間に渡る戦闘によっても反応が見られることから戦争神経症(war neurosis)へと呼称は変化する。
この兵士達の観察を基にして、ジークムント・フロイトは反復強迫的な外傷性悪夢について研究した。
F44 解離性けいれん 心因性非てんかん性発作作 (Psychogenic Non-Epileptic Seizure: PNES)
http://square.umin.ac.jp/jes/pdf/pgszgl.pdf
てんかん専門の施設では初診患者の1〜2割を占めるとの報告が多い
規則的に反復する両側の間代様運動が意識消失を伴わずに数分以上続く場合
発作中に泣き出す場合 5、発作出現に先行して1分以上の閉眼・動作停止を伴う疑似睡眠状態が出現する場合
常に特定の人と言い争った後とか、特別な情動的負荷と関連して発作が起こっている場合
舌咬傷がみられない。
尿失禁がみられない。