10月10日
引っ掛けられた○×問題1
http://www.caresapo.jp/juken/seishin/tsukiichi
職場適応援助者(ジョブコーチ)は、地域障害者職業センターの1号、社会福祉法人等に所属している2号、障害者雇用企業に所属する配置型の3種類がある。
答え
正しい答えは『×』
職場適応援助者(ジョブコーチ)は、地域障害者職業センターの配置型、社会福祉法人等に所属している1号、障害者雇用企業に所属する2号の3種類がある。
われらジョブコーチ 社会福祉法人1号 職業センター配置型まん 雇用企業2号だっ
引っ掛けられた○×問題2
日常生活自立支援事業では、福祉サービスの利用援助、苦情解決制度の利用援助、日常生活上の消費契約や住民票の届出等の手続などの援助を行う。
答え
正しい答えは『○』
日常生活自立支援事業の対象者は、認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等であって、日常生活を営むのに必要なサービスを利用するための情報の入手、
理解、判断、意思表示を本人のみでは適切に行うことが困難な人、事業の契約の内容について判断し得る能力を有していると認められる人である。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hu...
本事業に基づく援助の内容は、次に掲げるものを基準とします。
福祉サービスの利用援助
苦情解決制度の利用援助
住宅改造、居住家屋の貸借、日常生活上の
消費契約及び住民票の届出等の行政手続に関する援助等
上記に伴う援助の内容は、次に掲げるものを基準とします。
預金の払い戻し、預金の解約、預金の預け入れの手続等利用者の日常生活費の管理(日常的金銭管理)
定期的な訪問による生活変化の察知
問題7 向精神薬とその作用に関する次の組合せのうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 炭酸リチウム ────────────────────────── 抗てんかん作用
2 定型抗精神病薬 ──────────────────── ドーパミン受容体遮断作用
3 非定型抗精神病薬 ────────────── アセチルコリンエステラーゼ阻害作用
4 三環系抗うつ薬 ─────────────── 選択的セロトニン再取り込み阻害作用
5 ベンゾジアゼピン系抗不安薬 ────────────── ヒスタミン受容体遮断作用
答え
2かな?
題24 精神科ソーシャルワーカーの歴史に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 ジャレット (Jarrett, M.) は, 全てのケースワークに精神医学的観点が必要であることを述べた。
2 ビアーズ (Beers, C.) は, 精神科ソーシャルワーカーとして, 精神科医療の改革を目指した精神衛生運動を展開した。
3 キャノン (Cannon, I.) は, 自ら精神科ソーシャルワーカーと名のったことから, 「PSWの母」と称されている。
4 第二次世界大戦中, 従軍兵の戦争神経症への対処として, ソーシャルワーカーが戦地派遣され, 精神科ソーシャルワーカーの誕生に寄与した。
5 日本の精神科ソーシャルワーカーは, 第二次世界大戦後間もない時期に都立松沢病院に社会事業婦が置かれたことに始まる。
答え
選択肢1 正答。ジャレットは, ボストン精神病院でサザード (医師)とともPSWの教育訓練を行った人です。この頃の時代的背景を考えると, 精神科医療機関においての役割が中心だった様子なので, そんなこと言ってそうかなあというレベルです。
選択肢2 誤り。ビアーズといえば「我が魂にあうまで」で有名な当事者さんです。彼はマイヤー医師とともに精神衛生運動を行いました。ソーシャルワーカーではないので誤りだと思います。
選択肢3 誤り。キャノンはPSWではなく, 医療ソーシャルワーカー(MSW)です。医療ソーシャルワーカーの役割の重要性について, 周囲の理解の促進に寄与した人として有名ですね。
選択肢4 誤り。橋本先生の論文 (我が国における精神科ソーシャルワーカーの黎明 超名著!) を読んでみると, 「第一次世界大戦は, PSW の普及に重大な影響を与えた。戦争神経症患者の大量出現などにより, PSW へのニーズが高まったのである」とあります。戦地に派遣されたかどうかはわかりませんが, 第二次ではなく第一次となっています。これはなんか後味が悪い問題だなあ。
選択肢5 誤り。この問題の選択肢1と全く同じ問題ですね。 1948年に社会事業婦が置かれたのは松沢病院ではなく, 国立国府台病院です。
精神保健福祉士国家資格成立に至るまでの精神科ソーシャルワーカーの歴史に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 1948 (昭和23)年に, 精神科ソーシャルワーカーの前身である社会事業婦が, 都立松沢病院に初めて配置された。
2 1964 (昭和39) 年に, 日本精神医学ソーシャルワーカー協会が設立された際, 構成員の所属先は, 3分の1が医療機関であった。
3 1965 (昭和40)年の精神衛生法の一部改正で規定された精神衛生相談員に, 任用対象者として, 大学で社会福祉に関する科目を修め卒業した者が含められた。
4 1973 (昭和48) 年に想起された「Y問題」を契機に議論が重ねられ, 「精神障害者の全人的復権」が日本精神医学ソーシャルワーカー協会の目的に位置づけられた。
5 1983 (昭和58) 年の宇都宮病院事件を契機に, 精神保健福祉士法が制定され, 精神科ソーシャルワーカーが国家資格化された。
答え
正当は3
選択肢1 1948年に社会事業婦が置かれたのは松沢病院ではなく, 国立国府台病院。
選択肢3 難問なのではないでしょうか。「精神衛生法の一部改正で規定された精神衛生相談員」ここまでは知識としては必須。
選択肢4 Y問題事件の後, 日本精神医学ソーシャルワーカーは, 1982年に札幌宣言を採択します。札幌宣言は, 「精神障害者の社会的復権と福祉のための専門的・社会的活動を進めること」したので誤り。全人的ではなく社会的。
選択肢5 これは一番最初に選択肢から外せたのではないでしょうか。宇都宮病院事件は, 1987年の精神保健法の成立の大きなきっかけになりました。
次のうち, 環境・社会療法に含まれるものとして, 正しいものを1つ選びなさい。
1 作業療法
2 内観療法
3 森田療法
4 箱庭療法
5 認知行動療法
答え
正当は1
問題 21 精神保健福祉士法に関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 法の目的は, 精神保健福祉士の資格を定め, その業務の適正化を図ることで精神障害者の社会的復権を目指すことと規定している。
2 精神保健福祉士は, 資質向上の責務として相談援助に関する知識及び技能の向上に努めなければならないと規定している。
3 精神保健福祉士は, 精神障害者やその家族の信用を傷つけ, その人間としての尊厳を侵してはならないと規定している。
4 精神保健福祉士が信用失墜行為をした場合, 1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処されると規定している。
5 精神保健福祉士は, 5年に一度の厚生労働省が定めた研修を受けなければならないと規定している。
答え
正当は2
「精神保健福祉法」における入院形態に関する記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1 緊急その他やむを得ない理由がある場合、特定医師は精神障害者本人の同意がなくても、12時間に限り医療及び保護のために本人を入院させることができる。
2 応急入院の場合、精神科病院の管理者は精神障害者から、自ら入院する旨を記載した書面を受け取らなければならない。
3 医療保護入院では、1年以上継続した場合及び以後2年ごとに、入院目的や退院の可能性を再確認するため、家族等に入院継続の同意を得る必要がある。
4 精神障害者が自傷他害のおそれがあると2名以上の精神保健指定医が診断した場合、精神科病院の管理者の権限で措置入院を行うことができる。
5 精神科病院の管理者は、精神障害者を入院させる場合、本人及び家族の同意に基づいて入院が行われるように努めなければならない。
答え
正当は1
問題36 精神保健医療福祉の事項と人物に関する次の組合せのうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 我が魂にあうまで—呉秀三
2 精神病者慈善救治会—ビアーズ (Beers, C.)
3デイケア—リバーマン (Liberman, R.)
4 社会生活技能訓練 (SST) —ビエラ (Bierer, J.)
5 当事者運動—オヘイガン (OHagan, M.)
答え
選択肢3 誤り。デイケアはイギリスのビエラとカナダのキャメロンが, それぞれ同時期に別の地域で始めました。
選択肢4 誤り。リバーマンが確立したSSTは, 日本においては1994年に「入院生活技能訓練療法」として診療報酬化されています。
選択肢5 正答。オヘイガンは, ニュージランドの当事者運動家で, 精神科サバイバーネットワークで有名です。
問題 37 精神障害者支援の理念や方法に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ
選びなさい。
1 リカバリーとは,回復のために利用していた様々な支援を必要としなくなり,自
立することである。
2 エンパワメントとは,社会的に不利な状況に置かれた人が,自らの力を高め,行
動できるようになることである。
3 ストレングスモデルとは,疾患やそれに起因する弱さを,個人に応じたプログラ
ムにより強化していくことである。
4 インフォームドコンセントとは,医師が推奨する治療や検査について患者を説得
することである。
5 ソーシャルインクルージョンとは,疾患や障害の状態に配慮し,求められる義務
や行為に対する猶予制度を確立することである。
答え
2
問題 38 精神科リハビリテーションの基本原則に関する次の記述のうち,正しいも
のを 1 つ選びなさい。
1 疾患ごとにアプローチを統一する。
2 本人の依存を防いで自立度を高める。
3 全過程を一貫した計画で実施する。
4 本人と専門職の二者関係で展開する。
5 疾病管理と再発予防の視点を持つ。
答え
5
問題40 社会生活技能訓練 (SST) の基本訓練モデルに関する次の記述のうち, 正しいものを1つ選びなさい。
1 ガイドブックに従い, 基本的社会生活技能を系統的に練習する。
2 訓練場面は, メンバー相互の話合いでセッションごとに決定される。
3 リーダーが手本を示し, メンバーが順に演じて相互に比較する。
4 参加している他のメンバーからの問題点の指摘が重視される。
5 練習したことを実生活の中で実践するチャレンジ課題 (宿題) が出される。
答え
5
問題102 課題中心アプローチに関する次の記述のうち, 正しいものを2つ選びなさ
い。
1 リード (Reid,W.) とエプスタイン (Epstein,L.) によって開発され, 心理社会的アプローチ, 問題解決アプローチ, 行動変容アプローチなどの影響を受けて発達した。
2 ターゲットとなる問題は, クライエントの気付きの有無にかかわらず, クライエントの努力で解決できる可能性があるという基準によって選択される。
3 様々なアプローチを折衷したものであるので, それらを統合するためにシステム理論をその基礎理論としている。
4 現在の課題の元となる問題の原因を解明することから援助を始め, その原因の除去を援助の目標とする。
5 時間的な構造が重要と考え, 援助に要する期間を早い段階から定めることを重視し援助を進める。
答え
正当は1と3
18回 精神保健福祉士国家試験 「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」
[ 事例 ]
Mさん(67歳、男性)は大学を卒業し会社員として勤めていたが、35歳で統合失調症を発症したため退職し、障害厚生年金を受給した。56歳からU精神科病院に6回目の入院をしていた。両親は既に他界しており、きょうだいがいないMさんには身寄りがない。Mさんは時に幻聴と被害妄想が再燃して頭を抱えて臥床することもあるが、同室の患者と談笑する一面もあった。長期間の入院で生活能力や身体的機能の低下がみられ、身の回りの整理や着替えなどに一部介助が必要な状態である。U精神科病院のA精神保健福祉士は、退院に消極的なMさんを何とか退院に導きたいと、2年前からMさんに外出グループのリーダーをお願いしていた。また、長期入院経験者を病院に招いて、退院後に利用できるサービスや、自分なりの生活が送れる楽しさを語ってもらうなど、退院後のイメージが持てるように、様々な働きかけを続けた。その結果、少しずつMさんの気持ちが退院に向くようになってきた。(問題49)
問題49 次のうち、A 精神保健福祉士が行ったアプローチとして、適切なものを1つ選びなさい。
1 ナラティブアプローチ
2 エンパワメントアプローチ
3 心理社会的アプローチ
4 問題解決アプローチ
5 課題中心アプローチ
答え
正当は2
問題65 更生保護制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 更生保護施設は、保護観察対象者等のための通所施設である。
2 BBS会は、更生保護女性会の略称である。
3 保護観察官の任期は、2年であるが再任可能である。
4 協力雇用主の業種は、サービス業が約半数を占める。
5 保護司は、非常勤の国家公務員である。
答え
正当は5
http://junsama.net/word3/?p=4285
4は誤り 協力事業主の中で最も多いのは建設業で約半数を占めています。