線条体

大脳新皮質からの運動にかかわる神経伝達物質(グルタミン酸)を受け作動し黒質-緻密部(こくしつ-ちみつぶ)から神経伝達物質(ドーパミン)を受け興奮を抑制。
運動系機能を司どる被殻(ひかく putamen)、精神系機能を司る尾状核(びじょうかく caudatenucleus)から構成されていて背側線条体とも呼ばれている。
線条体(被殻と尾状核)は、大脳辺縁系と大脳新皮質からそれぞれ興奮性入力を受ける

尾状核

腹側被蓋野 、 黒質-緻密部からドーパミン神経を受けている

淡蒼球

視床からの興奮を受ける
GABA作動性の大型の投射ニューロンを含む
別名を、古線条体ともいうが、通常の意味での線条体は、背側線条体(もしくは腹側線条体)のことを指すため、注意を要する。

パーキンソン病の場合、黒質緻密部のドパミン作動性ニューロンが変性・脱落し、ドパミンによる線条体の直接路ニューロンへの興奮性入力と、間接路ニューロンへの抑制性入力がなくなる。
その結果、運動遂行時に大脳皮質から線条体に入力が入っても、直接路ニューロンが十分、興奮しなくなる。
一方、間接路ニューロンが大きく興奮するようになる。このような変化によって、淡蒼球内節の抑制が減少し、また周辺の興奮が増大し、その結果、視床を十分、脱抑制できなくなり、運動減少となる

http://www.nips.ac.jp/sysnp/ganglia.html

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